

最終公開審査会
2025年11月24日(祝)、東京ー六本木ヒルズハリウッドビューティープラザにて、第2回「アジア新鋭デザイナーファッションコンテスト2025」の最終公開審査会が開催されました。
8つの国・地域から最終審査にノミネートされた総勢34名の作品を、ファッションショー形式にて披露しました。
さらに、金賞、銀賞、銅賞、特別賞を発表いたしました。
当コンテストでは、ファッションコンテストの枠を超えるため、ブランドによるコレクションショーも開催いたしました。
本年度は、「RYO」・「VIEDIT」の2ブランドによるミニコレクションショーも開催しました。
合わせて、ご覧ください。
各賞
金賞

「Unbound」
津川 仁菜 大阪文化服装学院
コルセットやフック、透ける布。
フェティッシュな要素を用いて、見えない“拘束”と“欲望”を服に置き換える。
それは誰かのための装いではなく、自分自身の快楽と解放のための服。
服は枷となり、同時に挑発的なスキンにもなる。身体を締め付ける感覚は、抑圧であると同時に快楽でもある。
これは、快楽と高速の境界線を彷徨う体の記録。
服は自分のための装置となり、儀式となり、やがてその縛りを解くとき、翼のようにひらく。
<Unbound>-それは、鎖を愛し、解き放つための服。

銀賞

「DIATORTION」
片山 公貴 大阪文化服装学院
地形の歪み、SNSと現実とのズレ、そして私たちの身体に現れる姿勢の歪みなど、あらゆるものは時間の経過とともに、少しづつ静かに、しかし確実に変化し、歪んでいく。
それらの歪みは、急激ではなく穏やかであるがゆえに、私たちは普段の生活の中ではそれに気づくことなく、当たり前のように受け入れてしまっている。
小さな違和感の積み重ねが、やがて見過ごせないほどの大きなズレやひずみとなり、気づいた時にはすでに元の状態に戻すことが難しくなっていることもある。
いつもと同じ視点、同じ感覚のまま過ごしていては、そうした変化に気づくことはできない。
だからこそ、意識的に視点を変え、ほんの少しでも立ち位置をずらしてみることが必要になる。
何気ない風景や物事の奥に潜む、見逃されてきた歪みに目を向ける。

銅賞

「Bound by Structure,
Freed by Wings」
Jeonghyun Park Hongik University
このデザインは、ミリタリー的な構造と羽を象徴とする要素の総合を通じて、「保護」と「解放」という緊張関係を探求しています。
ミリタリー的要素は機能性、統制、そして強さを表し、一方で羽を模ったシルエットは変容、自由、そして脆弱さを表現しています。
パッチワークは、この2つの極端な要素を視覚的に結びつけており、断片化された世界が一つに縫い合わされる様を呼び起こします。
これは、人間のアイデンティティーが同調性と個性の両方を通じて形成されることに似ています。

特別賞
「NAH!!」
Ruohan Zhang 文化ファッション大学院大学

「NAH!!」は、ギャルっぽい、強気な「NO!」の言い方、ネイルのように鋭い言葉です。
ネイル女子たちは、派手なネイルを「武器」として、媚びずに生きる姿勢を示しています。
このデザインを通じて、伝統的な美しさに迎合するのではなく、あえて尖ったユーモアを含む表現を使って、自己表現をテーマにして、誰もが「NAH!!私は私だ」と吠えるような力を届けたいと思っております。


